紙切り作家水口さんを招いた店頭即興イベント=横浜中華街のアンテナショップ

 ■来客数、売り上げ倍増

 伊豆半島の13市町でつくる美しい伊豆創造センターが2017年春、横浜市の横浜中華街にオープンした初のアンテナショップ「美・伊豆(び・いず)」は18年度に入り、毎月の来客者数が前年同期比2倍と好調ぶりをみせている。伊豆の特産品を販売するだけでなく、首都圏からの観光誘客につながるよう工夫した、毎月オリジナルの店頭開催イベントが奏功した格好だ。

 開所した昨年4、5月は5千人前後だった来客者数は、新年度に入った今年4月に1万720人、5月に1万564人と倍増した。

 同ショップは18年度に入り毎月、沼津港で水揚げ・加工した干物の七輪焼き販売や、紙切り作家の水口千令さん(伊豆市)を招いた即興イベントを企画。斬新さが受け、順調に客足を伸ばしている。

 7月は、28・29日に戸田や堂ケ島など伊豆各地(6カ所)の名物塩を一堂に集めた「伊豆塩まつり」を開く。夏らしい伊豆産スイカの試食販売も予定し、さらに同月上旬からは2階の飲食コーナーを刷新し、中華街らしい食べ歩きが楽しめるよう、テークアウトグルメも充実させる計画。

 ショップでは現在69事業所・568品目を扱い、売り上げも昨年比で2倍近くに増えた。同センターは「店での購入をきっかけに、消費者と販売業者との直接の発注につながる事例もあり、都心に近い横浜の地から伊豆に関心を持ち、足を運んでもらう相乗効果にもなっている」と手応えを語る。同センターは首都圏への販路拡大に関心のある出店業者も随時受け付けている。

 【写説】紙切り作家水口さんを招いた店頭即興イベント=横浜中華街のアンテナショップ