本多副市長(左)から委嘱状交付を受ける4地区の防災指導員=伊豆市の修善寺生きいきプラザ

 伊豆市はこのほど、市防災指導員委嘱状交付式と第1回研修会を修善寺生きいきプラザで開いた。本年度の指導員は93人で、4地区代表者に本多伸治副市長が委嘱状を交付した。研修会は、本年度採用された佐々木英司・市防災専門官らの話を聞いた。

 佐々木専門官は自衛官時代の体験に基づき、「災害の現場と避難生活の現状」をテーマに話した。備蓄のポイントとして「自分や家族が食べたい物を用意する」と説明し、「同じ物を食べ続けるとストレスになる」と強調した。さらに「報道しにくく表には出ないが、避難生活はトイレ問題が深刻」と話し、簡易トイレを備えるよう呼び掛けた。

 災害現場については、長野県南木曽町の土石流(2014年7月)、東日本大震災に伴う福島県白河市の地すべり(11年3月)などの状況を解説した。

 指導員は、防災知識の普及や自主防災組織の指導育成、防災訓練に関する事項に取り組む。自主防災組織などの区域ごとに3人以内と定めている。本多副市長は「6月18日に発生した大阪北部の地震では、相変わらず自宅でたんすや本棚の下敷きになる被害があった。地域の防災力向上とともに、住民の防災意識高揚に努めてほしい」と呼び掛けた。

 【写説】本多副市長(左)から委嘱状交付を受ける4地区の防災指導員=伊豆市の修善寺生きいきプラザ