家庭の調理器具などを活用したワサビのおいしいすり方を実践する参加者たち=伊豆市修善寺総合会館

 ■プロのカクテル紹介も

 伊豆市や市内農業者、飲食店、旅館などでつくる「伊豆の食を語る会プロジェクト」は17日、地場産ワサビについて学ぶ「伊豆食材アカデミー」を修善寺総合会館で開いた。地元のワサビ生産者によるおいしいすり方の実演講座、バーテンダーによるオリジナル「ワサビカクテル」の紹介などを通じ、参加者が魅力を再発見した。

 「静岡水わさびの伝統栽培」の世界農業遺産を受けた企画。修善寺温泉旅館組合が実施の「修善寺桂流コシヒカリ新米と伊豆のわさびキャンペーン」に向けた講習会で、同組合から20人が参加した。

 中伊豆山葵組合の塩谷康司さん(44)は、ステンレスや銅板製のおろし板のほか、一般家庭の調理器具でできるおいしいワサビのすり方を紹介。風味を生かすため「やさしく円を描くように」と、分かりやすく説明した。

 日本バーテンダー協会沼津支部の青木孝夫支部長(52)、坪田智幹事長(45)がコンテスト入賞作として地場産ワサビとお茶、ミカンを使ったカクテル「駿河囃子(ばやし)」や伊豆半島にちなんだフルーツとワサビを組み合わせた「アイ・ジオパーク」を実演。地元のデザイナーズ旅館で仲居として働く20代の男女は「カクテルは新鮮な印象で、それほどワサビの主張が強くなくて飲みやすかった。ワサビはシャーベットに取り入れても面白いのではと感じた」と話した。

 今後、各施設でワサビを使った新メニューの考案に役立てる。宿泊客に「ワサビ飯」を振る舞う同キャンペーンは9~12月に開く。

 【写説】家庭の調理器具などを活用したワサビのおいしいすり方を実践する参加者たち=伊豆市修善寺総合会館