優秀賞に選ばれた研究活動を行った生徒たち=伊豆の国市の韮山高

 ■古狩野湾形成土壌 分析手法を検証

 伊豆の国市の県立韮山高の理数科が行っている課題研究が、日本地球惑星科学連合2018年大会で、最優秀賞に次ぐ優秀賞に選ばれた。「古狩野湾復元のための土壌および遺伝子試料分析手法の検証と試行」で、3年生の中谷大輝君、小川晃平君、播本泰知君、鶴谷柊朔君が2年生のときに約1年間かけて取り組んだ。

 ■中谷君、小川君播本君、鶴谷君 「将来に生かしたい」

 同大会はこのほど、東京都内で行われた。4人は、高校生が地球惑星科学分野で行った学習、研究活動をポスター形式で発表する「高校生によるポスター発表」で優秀賞に輝いた。約80件の発表があり、生徒たちが研究者らを前に成果を報告した。

 「古狩野湾−」では、昨年度の卒業生7人が研究した同湾の海岸線を、高精度に調べるための手法を探った。同湾は約6千年前、縄文海進によって田方平野に形成されたとされる。伊豆半島ジオパーク推進協議会専任研究員の鈴木雄介さんが指導に当たった。

 4人はウバメガシを用いた遺伝子試料解析とボーリングで採取した試料による土壌分析から手法を検証した。土壌分析は、函南町塚本で採取した深さ50メートル分の試料を使い、電気伝導度、pH測定、ケイソウ分析の三つの手法を試した。

 遺伝子試料解析は結果が出なかったが、結論として電気伝導とケイソウを組み合わせた方法が最も有用であることにたどり着いた。発表では、多方面からよく検討した点や深さ50メートル分の試料を1メートルごとに調べた点などが評価を受けたという。

 4人は「緊張したが自分たちの研究をしっかり伝えることができた」「アドバイスをもらうなどいい刺激を受けた」「課題研究の知識を将来に生かしていきたい」などと受賞を喜んでいる。

 【写説】優秀賞に選ばれた研究活動を行った生徒たち=伊豆の国市の韮山高