社会実験で今秋サイクルステーションを設置=三島市の山中城趾

 ■今秋から三島―小田原間 サイクリストの動向調査

 国土交通省は26日までに、日本遺産認定された三島市や函南町を含む「箱根八里」の自転車利用環境創出の社会実験を採択した。本県と神奈川県の4市町の官民で構成する箱根八里街道観光推進協議会(会長=豊岡武士・三島市長)が今秋から、三島市―小田原市の旧東海道約32キロを対象に取り組む。

 社会実験は同協議会事務局の三島市が申請した。東海道「箱根八里」を活用したサイクルツーリズム(自転車旅)を推進するのが目的。サイクリストの動向調査やアンケート、案内誘導のあり方の検討、シェアサイクルの配置計画、サイクルラックバス導入について検証する。申請額は100万円。

 実験の中で、見どころや危険箇所を示したマップ製作、沿線施設へのサイクルステーションの設置とシェアサイクルの貸し出しなどを行う。本県側のステーションは三島駅、三島スカイウォークなど6カ所を設定している。

 同協議会事務局は「実験を通して自転車での危険箇所を調査できる。自転車の利用者増で観光シーズンの箱根地域の渋滞緩和も期待できる」と話した。

 同協議会は三島市、小田原市、函南町、箱根町で構成。5月に文化庁から日本遺産に認定された。社会実験は昨秋も1カ月間、2次交通体系の強化を狙いにカーシェアリングやバスの増便などに取り組んでいる。

 【写説】社会実験で今秋サイクルステーションを設置=三島市の山中城趾