仲良く川底の石に生息している水生生物を観察する子どもたち=函南町上沢の来光川中流

 函南町は27日、狩野川支流の来光川(上沢)で、小学生を対象にした水生生物観察会を開いた。4~6年生約10人が参加し、地元の川にすむ生物の種類を調べて水質を確認。採集で見つけた川の生き物と、分類結果から「きれいな川」と判定した。

 生物の観察を通じて地元の川のことを知り、子どもたちの環境教育につなげるのが目的。毎年4年生以上の児童が参加し、網を使って川の生物の個体数や種類を調べている。

 子どもたちは、町や民間水質検査業者の職員から観察手順について説明を受けた後、膝まで漬かって川底の石をひっくり返したり、網の上で石を洗ったりして約80匹を集めた。川のきれいさを表す指標生物の数などから、水質階級1の「きれいな水」と確認できた。

 集計結果は狩野川水系水質保全協議会に報告する。観察会では冷たく、きれいな水の環境でしか生きられないカジカとみられる魚も見つかり、加納花夏さん(函南東小6年)は「珍しい生き物もいて、夢中で探した。自分たちが住む町の川がきれいだと、うれしい」とにこやかに笑った。

 【写説】仲良く川底の石に生息している水生生物を観察する子どもたち=函南町上沢の来光川中流