理解ある地域ボランティアのサポートを受けて宿題や自主学習に励む子どもたち(手前)=函南町内

 ■宿題や受験対策 県など主催

 母子家庭や、事情により塾に行けない子どもたちを対象に、県東部で「学びの心育成」を目的とした支援事業が行われている。通所や合宿形式による、将来の自立につなげた県福祉事業の一環で、函南町では7月下旬から、地元の小中学生を対象にした「夏休みの短期集中講座」が始まった。年間を通じて子どもたちが理解ある地域の大人の温かいサポートを受けながら、熱心に勉強や仲間づくりに励んでいる。

 学習支援を通じて子どもらの心安まる居場所と、出会いの場にするのが狙い。県と関係自治体の社会福祉協議会、NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡の3者による取り組みで、今年で4年目。函南では毎週、火曜と木曜日に白寿園(平井)、町文化センター(上沢)で夕方以降に実施し、現在は小学4年~中学3年までの男女11人が通っている。

 指導に当たるのは元学校長や司法書士、現役の塾講師や大学生らで、中にはファイナンシャルプランナーや社会福祉士などもいる。小学生には宿題を教え、中学生には個々人に応じた受験対策の相談にも乗る。7、8月は通常教室に加え週1回、午後に夏休みの特別講座も開いている。

 きめ細かな伴走型支援として子どもたちの学習から将来的な大人の就労へとつなげる意味合いもあり、同NPOは「支えとなる大人が周りにいると実感することで、通っている子どもたちも決して投げやりにならない」と語る。支援ボランティアも随時、募集中だ。

 問い合わせは担当の植松さん〈携帯070(1217)6506〉へ。

 【写説】理解ある地域ボランティアのサポートを受けて宿題や自主学習に励む子どもたち(手前)=函南町内