来館者の目を引いているミニ展示=伊豆の国市韮山の江川邸

 ■第38代当主英武や岩倉使節団 「動乱、どう迎えたか」

 国重要文化財の伊豆の国市韮山の江川邸で、ミニ展示「江川家の明治維新」が行われている。江川家第38代当主の英武をはじめ「岩倉使節団」(明治4~6年)として米国、欧州に派遣された人たちの貴重な写真などが展示され、来館者の目を引いている。

 今年で明治維新150年を迎えることから企画した。重文の江川家関係写真12点と韮山代官江川家関係資料8点を並べた。写真は、米国に留学した英武や遺外使節団大使・岩倉具視、副使・木戸孝允、伊東市出身の理事官・肥田浜五郎らで、名刺として使用していたものという。

 資料は江戸幕府が倒壊した慶応4(1868)年の「江戸来御用状留」「韮山来御状留」「村方廻状留」など。この年の江戸と韮山役所のやり取りなどが記録されていて、この3点はここにしかないという。

 江川文庫嘱託学芸員の橋本敬之さんは「明治維新の動乱を江川家はどう迎えたかを見てほしい」と呼び掛けている。ミニ展示は9月18日まで。

 問い合わせは江川邸公開事務所〈電055(940)2200〉へ。

 【写説】来館者の目を引いているミニ展示=伊豆の国市韮山の江川邸