たいまつに火を付けたいかだを運ぶ若者たち=伊豆の国市の神島橋上流

 伊豆の国市神島地区の伝統行事「かわかんじょう」が1日夜、狩野川の神島橋上流で行われた。たいまつに火をともした「かわかんじょう」を若者たちが神島橋方面に向かって運び、水難者を供養するとともに地区の安全を願った。

 わらを敷き詰めたいかだの中央に、長さ約6メートルのたいまつを立てたのが「かわかんじょう」。地元の子ども会が作った5体を含む7体に火が付けられると、若者たちが川に引き込んだ。

 橋の上で待つ子どもたちと「ウ、ウ、ウワハイ」と伝統の掛け声ではやし合いをしながら川を下った。土手や橋の上に集まった市民らが、川面を照らす幻想的な炎に見入った。

 かわかんじょうは暴れ川とされた狩野川の水霊を鎮める盆の行事で、毎年8月1日に行われている。菊池敏秋実行委員長は「(かわかんじょうは)暑い中、5時間かけて作った。今年も協力して行うことができた」と話した。

 【写説】たいまつに火を付けたいかだを運ぶ若者たち=伊豆の国市の神島橋上流