パラオ共和国の名誉総領事館が置かれる交差点の一角=三島市本町

 ■日大国際関係学部前学部長・佐藤さん、縁つなぐ

 三島市の中心市街地の一角に、西太平洋の島国パラオの名誉総領事館が設置されることになった。横浜に次いで国内2カ所目で、24日に関係者らが現地を訪れ、除幕・開所式を開く。

 名誉総領事館は旅券発給などを行う総領事館と異なり、交流を目的としたイベントなどを企画して国際・文化親交の促進を担う。

 日本大国際関係学部(三島市)の佐藤三武朗・前学部長が、親交のある同国のフランシス・マリウル・マツタロウ駐日大使、都内で会社を経営する津久居典彦さんを三島に招いたことがきっかけで、実現した。同大使と津久居さんの2人が、ちょうど中部地方への名誉総領事館の設置を検討していたところで、三島の土地柄や街並みを気に入ったという。

 場所は本町交差点の一角で、同市によると名誉総領事館の設置は県東部初。中部地方を管轄し、津久居さんが名誉総領事を務める。

 佐藤前学部長は「パラオは日本とのつながりが深く、三島は以前にも増して観光が盛んになってきている。国際交流や教育の視点から、次代を担う若者たちの育成にもつながればうれしい」と話している。

 パラオ 西太平洋のミクロネシア地域の島々からなる国。かつて日本が統治し、太平洋戦争では日米両軍の激戦地となった。2015年、天皇・皇后両陛下が戦後70年でペリリュー島を公式訪問された。人口は約2万人。

 【写説】パラオ共和国の名誉総領事館が置かれる交差点の一角=三島市本町