三島駅南口東街区再開発事業の事業協力協定を結んだ磯貝社長、井上理事長、豊岡市長(左から順に)=三島市役所

 ■準備組合、市、事業協力者 25年中の完成目指す

 三島駅南口東街区再開発の事業協力協定が28日、三島市役所で締結された。同準備組合、市、事業協力者の3者が包括協定を含む3協定を結んだ。2025年中の竣工、入居を目指す。豊岡武士市長は「推進役として責任の大きさに身が引き締まる」と話した。

 事業協力者は「アスマチ三島プロジェクト共同企業体(JV)」で、代表企業のミサワホーム(本社・東京都)を含む6社で構成する。19年度に都市計画決定、21年度に着工し集合住宅、商業施設、公益施設を建設する。総事業費220億円のうち市の負担は61億円。

 協定締結式で豊岡市長は「長年の課題だった。三島から伊豆地域の活性化へ向け推進したい」と話した。準備組合の井上裕幸理事長は「第一歩を踏み出す。これからが本番」、ミサワホームの磯貝匡志社長は「住居だけでなくさまざまな機能が一体でないと幸せにならない。素晴らしい町づくりを行い、日本、世界の発展に結びつけたい」と話した。

 各協定は、事業協力者と市、準備組合が各自結んだ。包括協定は3者合意で協定解除が可能なことや解除時点の支出は各自負担などと定めている。市は早ければ来年度、土地取得費に24億円を予算計上するという。

 ■市民団体が反対集会 「地道に正当性を市民に説明」

 三島駅南口東街区再開発事業に関し、市民団体は28日、協定締結に反対する集会を市役所前で開いた。25人がプラカードを持って気勢を上げ「これから本当の戦いが始まる」と結束を固めた。

 協定締結前に市役所前の歩道で行った。三島駅南口の整備を考える市民の会(渡辺豊博代表)を含む5団体の関係者が参加した。

 渡辺代表は「正当性を市民に説明して地道な活動を続けたい。諦めることは三島が壊れること」と訴えた。

 この後、「締結反対」「勝手に進めるな」「景観守れ」「湧水守れ」などと全員で気勢を上げた。

 ■10月5日に市民説明会 三島市

 三島駅南口東街区再開発事業の協定締結を受け、三島市は10月5日午後7時から、市民説明会を三島市民文化会館で開く。再開発事業の位置づけや事業協力者の提案内容の説明、質疑応答などを行う。12日に錦田公民館、17日に中郷文化プラザ、23日に北上文化プラザでも予定している。

 事前申し込み制。問い合わせは市三島駅周辺整備推進課〈電055(983)2633〉へ。

 【写説】三島駅南口東街区再開発事業の事業協力協定を結んだ磯貝社長、井上理事長、豊岡市長(左から順に)=三島市役所

 【写説】協定締結反対で気勢を上げる市民団体=三島市役所前