地元のワサビ農家に教わりながら収穫体験する築地市場関係者(右)=伊豆市筏場

 ■15市場の関係者招待

 JA伊豆の国山葵委員会(渡辺雅美委員長)は28日、天城・中伊豆地区の10カ所のワサビ沢で、日頃から取引している関東−九州地方の15の市場関係者を招いた現地研修会を開いた。それぞれのワサビ沢でJA職員や地元農家などの手ほどきを受けながら、全国各地の市場から参加した30人が収穫を体験した。

 「静岡水わさびの伝統栽培」の世界農業遺産認定を受け、取引先の市場関係者に伊豆のワサビの魅力を再認識してもらおうと企画した。関東、東海、中京、信越、阪神、九州地区から参加があった。

 このうち筏場のワサビ沢では、都内の築地市場関係者らが1年5カ月ほどに育ったワサビの収穫を体験。手で引き抜いた後に沢の水で洗い流し、小分けにする作業を手伝った。

 築地で仲卸に携わる大野史仁さん(37)は「静岡、伊豆のワサビは形が良く安定した供給で、高い品質と香りがあり人気がある。収穫の大変さを身に染みて感じることができ、とても有意義だった」と話した。

 【写説】地元のワサビ農家に教わりながら収穫体験する築地市場関係者(右)=伊豆市筏場