烏枢沙摩明王堂で「おさすり」する参拝者=伊豆市市山の明徳寺

 ■「おさすり」「おまたぎ」 

 便所の守護神・烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)を祭る伊豆市市山の明徳寺で29日、例大祭「東司(とうす=便所)まつり」が行われた。県内外から多くの参拝者が訪れ、下(しも)の病気にならず、下の世話になることがない極楽往生を祈念した。

 東伊豆町稲取の「どんつく祭り」、伊東市の「尻つみ祭り」とともに伊豆三大奇祭に数えられる。男女のシンボルを祭った烏枢沙摩明王堂では、参拝者が次々と「おさすり」「おまたぎ」をして、無病息災や家内安全などを願った。老人会の仲間10人で来たという沼津市の女性は「毎年来ている。参拝すると気分が良い」と話した。

 本堂では僧侶による大般若祈とうを行い、売店では祈とう済みの下着やお守りなどを販売した。相撲大会や奉納花火大会などもあり、沿道には多くの露店も並んだ。

 【写説】烏枢沙摩明王堂で「おさすり」する参拝者=伊豆市市山の明徳寺