早雲の生い立ちや人柄などを説明する池谷さん=伊豆の国市の韮山時代劇場

 ■「国盗っ人」説など解説 

 伊豆の国市友好都市交流協会(宇野由利子会長)はこのほど、第3回歴史講座「北条早雲の足跡と伊豆の戦国時代」を同市の韮山時代劇場で開いた。市内外から174人が来場し、亡くなってから来年、500年を迎える早雲の人物像について理解を深めた。

 市文化財課文化財調査員の池谷初恵さんが講師を務め、最初に早雲の生い立ちを語った。本名は「伊勢新九郎盛時」といい、由緒正しい伊勢家の出身で、生年は永享4(1432)年とされていたが、康正2(56)年が学説の中で有力であることを説明した。

 「国盗っ人」といわれる堀越御所攻めは「単独でやったことではなく、京都のバックアップがあって起こした行動ではないか」などと学者の説を交えて解説。建仁寺、大徳寺に入寺して禅を極めたこと、和歌をたしなんでいたことも紹介した。

 早雲が本城とした韮山城についても説明した。範囲が南北約1280メートル、東西約920メートルと広範囲に及ぶことや発掘調査で堀の様子が分かってきたことなどを伝えた。来場者は熱心に質問した。

 【写説】早雲の生い立ちや人柄などを説明する池谷さん=伊豆の国市の韮山時代劇場