ミーティングの初めにあいさつする中山所長=伊豆市の中伊豆ワイナリーシャトーT・S

 自動運転社会に向けた学術的な研究組織として明治大学が設立した「自動運転社会総合研究所」は31日から、伊豆市内で合宿を行っている。実証実験などを行う拠点として同市も候補地に含まれていることから、まずは伊豆半島について知ろうと開始。2泊3日でミーティングを重ねながら、市内も視察する。

 同研究所は、自動運転車の普及に向けて法制度や関連技術などを研究する組織として今年3月に設立した。同大の研究者ら約30人が所属し、学外の研究機関や企業、自治体などとも連携する。

 合宿には中山幸二所長(法務研究科教授)はじめ研究員15人が参加した。シダックスの協力を得て、下白岩の中伊豆ワイナリーシャトーT・Sを中心に活動している。初日のミーティングで中山所長は「さまざまな課題を具体的に検討したい。楽しく学びながら、伊豆市との信頼関係も築きたい」とあいさつした。菊地豊市長も訪れ、人口減少など伊豆地区の課題を説明しながら「実証実験をやってもらえれば、全国のモデルとなる」と歓迎の言葉を述べた。実証実験候補地は、同市や長崎県対馬市などが挙がっている。具体的な段階まで進んだ場合は、包括連携協定などを結び取り組むという。

 【写説】ミーティングの初めにあいさつする中山所長=伊豆市の中伊豆ワイナリーシャトーT・S