ユズの生育状況を確認する西村部長=伊豆市月ケ瀬

 ■12月の集荷検討 西村部長「今年は1トンほしい」

 ユズと卵、バターを使ったペースト状ジャム「ユズカード」の商品化を目指す伊豆市の湯ケ島地区地域づくり協議会と函南町の酪農王国は、来年夏からの販売を目指している。関係者は10日、月ケ瀬の畑でユズの生育状況を確認。裏年で実の数が少ないため、少量を生産する民家からの集荷も検討することにした。

 同社営業管理部の西村悟部長、同協議会地域活性部会の前部会長・岡田悦郎さんが、大石俊治さんと梅原安志さんが管理する畑を訪れた。同所は約40本のユズを栽培。昨年はユズカードの試作用に、約300キロを出荷した。西村部長は「今年は1トンほしい」と語り、梅原さんは「所有者から引き継いで3年目。勉強しながら栽培している。毎年、実がなるようにしたい」などと語った。

 同部会はユズ栽培で休耕田の利活用を図ろうと、ユズカードの商品化を目指した。しかし製造施設が不十分なことなどを理由に断念。JA函南東部のバターを使った商品開発を模索していた同社が引き継ぐことになった。西村部長は「今年の冬には商品化し、来夏からの販売を目指したい」、岡田さんは「1本、2本のユズを育てる民家も多い。協議会が仲介役になり、12月ごろに集荷を考えたい」と話した。

 【写説】ユズの生育状況を確認する西村部長=伊豆市月ケ瀬