地区防災計画について話し合う参加者=伊豆市役所土肥支所

 ■どこに、どう逃げる 

 伊豆市は20日夜、小土肥地区を対象にした「“海と共に生きる”観光防災まちづくりをみんなで考える会」を市役所土肥支所で開いた。区長、地域づくり協議会役員ら住民代表が、県や市職員らを交えて意見交換を実施。浜、黒根の2地区に分かれ、地区防災計画をまとめた。

 同市は昨年12月、観光防災まちづくり推進計画(第2版)を公表。取り組みの一つとして、今年3月に全国初の「海のまち安全創出エリア」に指定された。地区防災計画は推進計画の取り組み方針のうち「逃げる」「共生する」に重点を置き、地区ごとのルールとしてまとめる。

 出席者は「いざという日のために備えておく普段の取り組み」「地区の避難先や備蓄をしている施設」などの項目に従い意見交換した。浜区は「歩行困難な人が多いので、どこに逃げられるか確認しておく」、黒根区は「自力で避難できる人は、逃げながら回りに声を掛ける」などの意見が出た。

 市津波防災地域づくり推進協議会の原田賢治副会長(静岡大防災総合センター)も出席し、加藤孝明会長(東京大生産技術研究所)とはテレビ電話でつないだ。加藤会長は「すぐにできること、取り組むべき課題を地域で共有できること、この2点をポイントにまとめると良い」とアドバイスした。

 本年度は小土肥のほか、八木沢地区と土肥温泉旅館協同組合も防災計画をまとめる。

 【写説】地区防災計画について話し合う参加者=伊豆市役所土肥支所