作品について説明する青島さん(右)=伊豆の国市の田方教育会館

 ■伊豆の国田方教育会館で開催

 伊豆の国市の田方教育会館で10月15日まで、沼津市の画家・青島正和さんの「小品展」が開かれている。今月4日に亡くなった函南町仁田のギャラリー喫茶山水のマスターへの追悼展。同喫茶で今年1月に展示したスケッチ画を中心に12点を並べている。

 2017年に本紙連載小説「マントラの寺」の挿絵を描いた青島さんは毎年、同喫茶で個展を開いてきた。マスターの山田裕美さんが亡くなったため同喫茶は閉店。今までお世話になった山田さんへ追悼の気持ちを込めて小品展を開いた。

 並んでいるのは、広島市の原爆ドームや岡山県倉敷市の街並み、和歌山県那智勝浦町の那智の滝など、日本各地の風景を描いたスケッチ画。俵屋宗達を祖とする琳派(りんぱ)をイメージした新作のアクリル画も展示した。

 青島さんは「(同喫茶で)10年近く展示をさせてもらい、地域の文化の発表の場としても貢献していた。心から残念に思う」と語った。山田さんの妻啓子さんは「(青島さんには)毎年1月に展示してもらい感謝している」と話した。

 田方教育会館の開館時間は午前9時~午後5時。土曜・日曜日、祝日は閉館。

 【写説】作品について説明する青島さん(右)=伊豆の国市の田方教育会館