狩野川台風の体験談を語る堀江さん(右)=伊豆市の矢熊公民館

 伊豆市の月ケ瀬学区地域づくり協議会(植田延司会長)と矢熊区(鈴木哲哉区長)は26日夜、「狩野川台風の体験談を聞く会」を矢熊公民館で開いた。協議会関係者と小中学生を含む区民25人が出席。甚大な被害があった台風について学んだ。

 堀江一善さん、鈴木増信さん、山崎富美子さんの3人が体験談を語った。高校3年の時に被災した堀江さんは「同級生が濁流に流されるのが分かったが、水量が多くとても助けることはできなかった。その後、川の浅瀬で木につかまり何とか助かったことが分かり、本当に良かった」と話した。

 田方こども文集「ささぶね」に掲載された当時の月ケ瀬小3年生の勝又正久さんら3人の作品も朗読。当時のニュース映像も上映し、大型化する台風への備えを再確認した。

 狩野川台風から60年の節目に当たることから開いた。協議会役員は「できれば今後も継続したい」と話した。

 【写説】狩野川台風の体験談を語る堀江さん(右)=伊豆市の矢熊公民館