静岡県立美術館で開催中の「幕末狩野派展」のPRチラシ

 静岡市駿河区の静岡県立美術館で10月28日まで、「幕末狩野派展」が開かれている。「明治150年」の節目の年に合わせ、幕末に活躍した狩野派の絵師たちを紹介している。静岡にゆかりの深い狩野栄信とその息子養信の作品を数多く集めたのは初めてだという。

 今回の展覧会では、19世紀の東西画壇で活躍した狩野派とその系統の絵師に焦点を当てた。江戸で幕末狩野派のスタイルを完成させた栄信・養信親子、京都で活躍した狩野永岳、冷泉為恭らの画風を比較。江戸狩野派の流れをくむ狩野一信の個性に注目し、同派のおう盛な活動の実態に迫っている。

 同美術館は「日本絵画史上まれにみる活躍を見せ400年にわたって画壇の中心にいた狩野派の絵師たちは、幕末という動乱期に何をどのように描いたのか。典雅で美しく豊艶な幕末狩野派の世界を堪能してほしい」と来館を呼び掛けている。

 問い合わせは同美術館〈電054(263)5767〉へ。

 【写説】静岡県立美術館で開催中の「幕末狩野派展」のPRチラシ