伊豆霊場親睦会の発会式法要を営む僧侶たち=伊豆市修善寺の修禅寺本堂

 ■「まずは意見交換」

 近年、巡礼者が増え静かなブームとなっている伊豆八十八カ所霊場の充実を目的に、構成寺院による「伊豆霊場親睦会」が発足した。将来的には、四国をはじめ他の八十八カ所霊場の多くにある「霊場会」のような存在を目指し、まずは意見交換する場として第一歩を踏み出した。

 修禅寺(伊豆市)大行寺(沼津市戸田)乗安寺(河津町)帰一寺(松崎町)が共同代表として3回の会合を開き、発会を決めた。構成寺院に参加を呼び掛け、宗派を超えた33寺院が賛同した。

 発会式が1日、修禅寺本堂で行われた。賛同寺院の住職が集まり、法要を営んだ。終了後、修禅寺の吉野真常住職は「親睦会として、少しずつ進めていきたい。今後とも協力を」と話した。

 巡礼をサポートする伊豆霊場振興会や旅行会社、実際の巡礼者らも招いた。寺院に対し「無住職の寺院の対応」「トイレ整備」「霊場に対する寺院の考え方の違い」などの課題を述べた。

 帰一寺の田中道源住職は「一番大事なのは巡礼者に快く回ってもらうこと。まずは今までなかった話し合いの場として、年1回くらい集まりたい。他の寺院にも引き続き賛同を呼び掛けたい」と話した。

 【写説】伊豆霊場親睦会の発会式法要を営む僧侶たち=伊豆市修善寺の修禅寺本堂