三番叟の練習に励む出演者=伊豆の国市三福の熊野神社

 ■7日の例大祭へ小中高生ら、保存会員が指導 「せりふ覚え大きな声で演じたい」

 伊豆の国市三福の熊野神社例大祭が7日に行われ、400年以上続く伝統の「三番叟(さんばそう)」が今年も奉納される。出演する地元の小中高校生らが連日、三番叟保存会の指導の下、稽古に励んでいる。

 同神社の三番叟は「種蒔(たねまき)三番叟」と呼ばれ、五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄などを祈願すると伝えられている。翁(おきな)、黒式尉(くろきじょう)、千代(せんだい)の三役と、笛、太鼓を奏でる地方(したかた)の組み合わせで厳粛、快調な舞曲を繰り広げる。

 翁を杉山祐規さん(一般)、黒式尉を大森皓介君(大仁中2年)、千代を江頭龍星君(大仁小4年)が務める。地方は例年、中学生が担当しているが、今年は久しぶりに高校生2人が加わり、中学生3人と計5人で演奏する。

 稽古は9月16日から始まった。出演者は会員の手本を見たり、助言を受けたりしながら、熱心に打ち込んでいる。

 江頭君は「ちゃんとせりふを覚え、大きな声を出して演じたい」、笛を担当するのは3回目という野口隼君(伊豆中央高2年)は「期待に応えるような演奏をしたい」と意気込みを語った。

 三番叟は7日午後1時から、同神社で奉納される。

 【写説】三番叟の練習に励む出演者=伊豆の国市三福の熊野神社