海瀬さんの伴奏で「花は咲く」を合唱する生徒たち=伊豆の国市の大仁中

 ■「信頼できる人大切に」

 伊豆の国市立大仁中で5日、志龍塾講演会が開かれた。同市出身で、いずのくに大使も務めるピアニスト海瀬京子さんが、韮山中時代の思い出やドイツへの留学体験などについて語った。

 海瀬さんは幼少期からピアニストになる夢を持ち、練習に励んでいた経験を発表。中学生時代も部活動にほとんど参加せず、友達が少なく寂しかったことを紹介し「今、信頼できる友達がいる人は大切に。人間関係で悩んでいる人も、この先に仲間ができる」と話した。

 新幹線で高校へ通学したこと、大きなコンクールで1位になり環境が変わったこと、ベルリンへ留学した当初は苦労したことなども話した。その上で「海外へ行き、自分が何者か分かった。機会があれば世界に目を向けてほしい。自分がどうなりたいか考え、変化を恐れないでほしい」と呼び掛けた。

 冒頭には、中学生時代から弾いているというショパン作曲の「英雄ポロネーズ」を披露。最後は海瀬さんの伴奏により、生徒代表70人が「花は咲く」を合唱した。

 同講演会は、シダックスの志太勤最高顧問からの寄付で設立した教育基金を原資に開催。19日には長岡中で、元競輪選手・スポーツトレーナーの松本整さんが講演する。

 【写説】海瀬さんの伴奏で「花は咲く」を合唱する生徒たち=伊豆の国市の大仁中