関東ブロック民俗芸能大会で披露された田京の三番叟=新潟県柏崎市

 ■「品格ある上演できた」

 伊豆の国市田京の広瀬神社例大祭で奉納される「田京の三番叟(さんばそう)」がこのほど、新潟県柏崎市で開かれた「第60回関東ブロック民俗芸能大会」で披露された。演者たちは県代表として約1カ月間の練習の成果を発揮し、荘厳な舞を披露。多くの来場者を魅了した。

 約400年続く田京の三番叟は「式三番(しきさんば)」と呼ばれ、四海波静(しかいなみしずか)と五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、郷土と子孫の繁栄の願いを込めて、神前に奉納、上演される。

 翁(おきな)を平野弘司さん(45)、千代(せんだい)を遠藤立樹君(大仁小5年)、三番叟を梶山晴翔君(同6年)が務めた。主催する同県教育委員会の石井充教育次長があいさつし民俗芸能を披露する代表者に感謝状を贈った後、トップバッターで上演した。

 翁と三番叟は例大祭のみ使われる、江戸時代初期に活躍したとされる伝統的な彫刻職人・左甚五郎作と伝えられる面を付けて舞った。

 面を演者に付ける「面さばき」などを行う師匠の一人、殿守忠男さん(70)は「品格のある上演ができた。世界遺産の町として佐渡金銀山の世界遺産登録を石井教育次長に応援していると伝えた」と話した。

 今年の例大祭は11月3日。三番叟は午後2時20分に奉納される。

 【写説】関東ブロック民俗芸能大会で披露された田京の三番叟=新潟県柏崎市