小出正吾文学碑に献花するしのぶ会出席者=三島市中央町

 ■「作品読み自分探しの旅を」 

 三島市出身の児童文学作家故小出正吾さんの顕彰会(森野弥良会長)は28日、第25回「小出正吾先生をしのぶ会」を市総合防災センターで開き、功績をたたえた。

 小出さんは1897年生まれ。旧制韮山中(現韮山高)から早稲田大卒。46年から創作活動を本格的に再開した。75年に童話集「ジンタの音」で第13回野間児童文学賞を受賞。賞金を基に移動図書館車「ジンタ号」(初代)が購入された。日本児童文学者協会長も務めた。90年10月8日に93歳で死去。顕彰会は2005年に発足し、毎年しのぶ会を開いている。

 しのぶ会には感想文コンクール入賞者ら約60人が出席。森野会長が「小出先生の本を読んで、大人になって何になりたいか考える自分探しの旅を続けてほしい」とあいさつした。表彰に続いて三島児童文学を語る会が小出さん作「白い雀」を朗読。小出さんが発足に尽力した三島少年少女合唱隊が2曲を披露した。最後に「三島の子ども」(小出さん作詞)を全員で歌った。

 閉会後、出席者は小出正吾文学碑を訪れ、功績をたたえてカーネーションを献花した。

 入選者は次の通り。

 高橋英寿(山田小4年)山口涼太(南小5年)西村海音(同)浜田歌月(同6年)石井芽依(同)岡安智愛(西小2年)池谷香音(向山小2年)関政人(長伏小2年)関奈々子(同5年)高田大地(北小4年)川村圭汰(同6年)神崎真綸(南中2年)水上真菜(北中2年)

 【写説】小出正吾文学碑に献花するしのぶ会出席者=三島市中央町