青木さん(右)の指導を受け、柿を収穫する生徒=伊豆の国市天野

 ■土屋建設の畑で作業 「農業に興味持って」

 県立沼津特別支援学校伊豆田方分校の1年生13人が5日、伊豆の国市三福の土屋建設(土屋龍太郎社長)が借り受けている同市天野の柿畑を訪れ、収穫体験を行った。卒業生でこの畑を担当している社員の青木秀也さん(18)=同市=の指導を受けながら、オレンジ色に熟した実を摘み取った。

 青木さんは農業に参入している同社でインターンシップ(職場体験)を行ったことがきっかけで「土屋建設で働きたい。将来、農業の仕事がしたい」とこの春、入社した。同社は山本さんの特性や将来を考え、収穫以外は一人で作業ができる柿畑を任せた。

 生徒たちは“先輩”が摘果や枝の剪定(せんてい)などを行い、育ててきた冬柿や次郎柿をはさみを使って収穫した。吉田俊樹君は「(青木さんの)成長している姿を見られ、手伝いもできてうれしい」と話した。

 専務の土屋昭さんは「生徒に収穫してもらうことは人手として、また職業体験にもなる。柿農家も担い手が不足している。将来の選択肢としてもらえれば」などと語った。青木さんは「後輩も農業に興味を持ってもらえればうれしい。もっと良い柿を作っていきたい」と目を輝かせた。

 収穫した柿は、同校の給食に出される予定という。

 【写説】青木さん(右)の指導を受け、柿を収穫する生徒=伊豆の国市天野