修禅寺裏山の1番「釈迦如来」石碑前で手を合わせる巡礼者=伊豆市修善寺

 ■地元が接待所 初日は県内外から200人

 伊豆市の修善寺温泉で7日、「桂谷(けいこく)八十八ケ所巡拝」が始まった。初日は地元や県内外から約200人が参加。白装束や手ぬぐい姿、つえを手にしたお遍路さんたちが、家内安全や無病息災、大願成就などを祈願しながら林道や温泉街を歩き、石碑を巡った。9日までの3日間で約24キロの道程を歩く。

 修禅寺境内に集合し、般若心経を唱えた後に出発した。同寺の吉野真常住職は、弘法大師とともにいるという「同行二人」(どうぎょうににん)という言葉を引用し「生まれてから死ぬまでが巡拝。事故がないよう、楽しみながら歩いてほしい」と説明した。

 同寺裏山にある1番「釈迦(しゃか)如来」からスタートし、梅林や紅葉林、温泉街東側に点在する35番までの石碑を巡った。所々で地元の人たちが接待所を設け、巡礼者たちの疲れを癒やした。

 弘法大師ゆかりの修善寺温泉にある石碑は、四国八十八ケ所霊場から移された砂の上に建てられている。巡礼は四国霊場と同じご利益があるとされ、毎年同じ日程で続けている。市内の男性は「15年くらい参加している。ここで顔見知りになった人もいる」、函南町の夫婦は「5回目の参加。四国へ行くのは大変だが、ここは気軽に参加できる」と話した。

 8、9日も同寺境内を午前8時に出発する。問い合わせは市観光協会修善寺支部〈電0558(72)2501〉へ。

 【写説】修禅寺裏山の1番「釈迦如来」石碑前で手を合わせる巡礼者=伊豆市修善寺