岡本さん(右)の話に耳を傾ける児童たち=伊豆市の修善寺東小

 ■熱湯、一瞬で粒子に

 伊豆市立修善寺東小(橘川清美校長)で19日、元南極観測隊員が現地での体験を伝える出張授業「南極クラス」が開かれた。4~6年生約60人が、氷点下30度の世界やペンギンなどの動物の生態、オーロラの美しさなどに目を見張った。

 第58次日本南極地域観測隊・越冬隊に参加したミサワホーム総合研究所の岡本裕司さん(38)が、モニターを使って昭和基地での活動や生活を紹介した。熱湯は一瞬にして粒子になることや、空気がきれいなため息は白くならないことなどを映像を交えて説明した。

 子どもたちは実際にブリザードの風をブロアーで体験し、防寒服も着用した。南極の氷が入ったコップに耳を当てて、約2万年前の空気が氷からぱちぱちと溶け出す音にも聞き入った。

 岡本さんは建物設営の専門家として活動に当たった。「手を挙げたことで、南極に行くことができた。たくさんの自慢の友人たちと出会えた。みんなもチャンスを逃さず、失敗を恐れず挑戦してほしい」と呼び掛けた。

 産・官・学・地域が一体となって、子どもたちの好奇心、研究心をかき立て、夢や希望を届ける教育支援プログラム。伊豆地区では初めて行われた。

 【写説】岡本さん(右)の話に耳を傾ける児童たち=伊豆市の修善寺東小