会見で3中学校を統合する基本方針を説明する西井教育長(左)=伊豆市役所

 ■修善寺・中伊豆・天城 候補地―現校舎は改修困難、新地を優先し選定 

 伊豆市教育委員会は、「修善寺・中伊豆・天城地区の中学校を統合する」ことを盛り込んだ中学校基本方針をまとめた。新中学校の候補地は、現校舎の改修では難しい点が多いため、新たな地を優先して選定するとした。今後のスケジュールは、施設の老朽化や急激な少子化を鑑みて、合併特例債の期限内でもある2025年4月の開校を目標に計画づくりを進める。

 西井伸美教育長らが19日、市役所で会見を開き発表した。方針決定については「大まかな方向性が決まった」と説明し、具体的な計画は今後検討するとした。3校を統合した新中学校建設を柱とした文教ガーデンシティ事業が昨年5月、市議会の予算否決を受けて中止されたことに関し、西井教育長は「指摘された教科教室型や校舎の向き、グラウンドの配置などを考慮したい」と述べた。候補地については「本年度内に数カ所にしぼりたい」とした。

 市教委は、市民有志から提出された「中学校教育環境改善に関する請願書」が市議会で採択されたことを受け、昨年8月に「修善寺・中伊豆・天城湯ケ島地区の中学校のあり方」について市教育振興審議会に諮問。審議会は今年6月、「3地区の中学生にとっての『より良い教育環境』としては、中規模程度の生徒集団が必要。そのためには3中学校を統合すべきである」とした答申書を提出した。

 その後、教育委員会や市長を交えた総合教育会議などで答申内容を審議した。学校教員の意見も聞き検討を重ね、今月8日の臨時教育委員会で基本方針を決定した。

 【写説】会見で3中学校を統合する基本方針を説明する西井教育長(左)=伊豆市役所