狩野川資料館が所蔵する約600枚の狩野川台風の記録写真を並べた特別展=伊豆の国市墹之上

 ■クリフエッジプロジェクト

 伊豆の国市墹之上の国土交通省沼津河川国道事務所伊豆長岡出張所内の狩野川資料館で23日まで、クリフエッジプロジェクト(住康平代表)による特別展「水のかたりべ」が開かれている。60年の節目を迎えた狩野川台風をアートの視点から捉えた展覧会で、体験者のインタビュー映像をはじめ、台風被害の記録写真などの展示を行っている。

 同団体は、2013年に伊豆地域のクリエイターを中心に結成されたアートプロジェクト。伊豆半島を舞台に地学、歴史、災害などにアートの手法でアプローチを行っている。

 映像では“水のかたりべ”3人が台風を振り返っている。記録写真は資料館が所蔵する約600枚をデジタル化して壁一面に並べた。伊豆市立熊坂小にある殉職した児童と教師を慰霊する友愛の像のレプリカなども展示した。

 水のかたりべの一人、松本圭司さん(68)=伊豆市熊坂=の「悲惨さを語るだけではない台風の伝え方ができないか」との思いを受け企画した。午前10時~午後4時。入場無料。

 【写説】狩野川資料館が所蔵する約600枚の狩野川台風の記録写真を並べた特別展=伊豆の国市墹之上