多数傷病者が発生したことを想定し図上訓練に取り組む職員=伊豆の国市の田方中消防署

 ■先着隊の活動確認

 伊豆の国市の田方中消防署で22日、駿東伊豆消防本部第2方面本部職員を対象とした多数傷病者事故対応研修会が行われた。東京五輪・パラリンピックの自転車競技開催時に交通の拠点となる伊豆市の伊豆箱根鉄道修善寺駅で事故が発生した−という想定で図上訓練に取り組んだ。

 職員約60人が8グループに分かれて、「先着隊の役割」と「災害現場のマネジメント」をテーマに、机上でシミレーションした。現場で多数傷病者に対応するための「MCLS」研修を受けた職員5人が指導した。

 先着隊の役割では、同駅に車が突っ込んだという通報を受け、先着隊が到着。道路は普段と比べて渋滞し、横転した車の近くに負傷者20人ほどが倒れ、やじ馬も多くいるといった状況下で先着隊の活動をディスカッションを交えて確認した。

 各グループからは「先着応急隊長が指揮宣言する」「やじ馬を駅員らに避難誘導してもらう」「警察などに応援要請し、道路を確保してもらう」などの意見が出た。指導者の一人は「短い時間の中でたくさんのことを考えなければならない。情報収集のひな形を持っているといい」などと述べた。本年度中に、実技訓練も実施する予定という。

 【写説】多数傷病者が発生したことを想定し図上訓練に取り組む職員=伊豆の国市の田方中消防署