東京五輪・パラリンピック大会の「県輸送連絡調整会議」であいさつする伊佐組織委員会輸送局次長=沼津商工会議所

 ■「沼津、三島駅活用」の意見も 輸送センター設置案も

 伊豆市で行われる2020年東京五輪・パラリンピック自転車競技に関連し、大会組織委員会は28日、沼津市の沼津商工会議所で第3回「県輸送連絡調整会議」を開いた。観客輸送に関連し、障害者らに配慮した「アクセシブルルート」については、すでに公表しているJR伊東駅から国道135号・県道伊東大仁線(約16キロ)を活用する方針を示した。

 エレベーター設備の面や、車椅子利用者らのアクセスしやすさなどが理由。一方で、出席者からは「沼津駅や三島駅などが活用できないか検討すべきだ」といった意見も出た。

 大会の関係者や観客の安全で円滑な輸送を目的に、新たに(仮称)地方輸送センターを設置する案も示した。今後詳細な構成は詰めるが、県警や行政、鉄道・バス会社などが道路渋滞やダイヤの乱れといった運行状況をモニタリングすることで、輸送ルートの変更など非常時に対応する。

 同会議は同委員会と県、三島田方4市町、熱海・伊東市ほか道路管理者、交通事業者、警察、消防、日本サイクルスポーツセンターなどで構成。本年度中に全体の輸送運営計画案をまとめ、19年度中の計画策定を目指す。組織委員会の伊佐賢一・輸送局次長はあいさつで「輸送は大会成功のカギ」と強調した。

 【写説】東京五輪・パラリンピック大会の「県輸送連絡調整会議」であいさつする伊佐組織委員会輸送局次長=沼津商工会議所