現在は伊豆市振興公社が指定管理者になっている修善寺虹の郷

 伊豆市の修善寺虹の郷について、指定管理期間が本年度末で終了する一般財団法人伊豆市振興公社が、来年度以降の継続申請をしないことが28日までに分かった。施設を安定的に管理するための実施体制、経営基盤などの確保が困難なことなどが理由だという。市は来年度以降の指定管理者を公募する方向で準備を進めている。

 同日開会した市議会定例会で菊地豊市長が行政報告し、全員協議会でも説明した。公社内で検討協議を重ね、21日に開かれた理事会で決議され、翌22日に指定管理者の申請を辞退する文書を市に示したという。

 同公社は理由を「経営の改善に努めたが、入園者の減少に伴う財務状況の悪化に歯止めがかからず、ハード・ソフト両面でも時代に対応した施設としての発展性を確保する実力がないと判断した」と説明。異常気象への対応、施設老朽化対策なども含め、総合的に判断したという。高橋隆之事務局長は「無理をすれば継続できるが、施設にとっても良いことではない。自主的に判断した。3月31日まではしっかり続ける」と話した。

 同公社は、開園した1990年から虹の郷を管理(当初は修善寺町振興公社)。2006年度から梅林、もみじ林を含む修善寺自然公園の指定管理者となった。虹の郷は開園当初、年間来場者が90万人を超えることもあったが、近年は20万人前後で推移している。

 市は観光関係者らの意見を聞きながら募集要項などをまとめ、議会に報告した後、12月上旬に公募を始める意向。2カ月程度の募集期間を考えている。菊地市長は「観光が大きな産業の伊豆市にとって大切な施設。影響を最小限とすべく、早急に対応を進める」と述べた。

 【写説】現在は伊豆市振興公社が指定管理者になっている修善寺虹の郷