■支持拡大へ街頭で訴え

 任期満了(19日)に伴う三島市長選が9日、告示された。いずれも無所属で新人の石井真人氏(39)と宮沢正美氏(69)、現職で3期目を目指す豊岡武士氏(75)の3人(届け出順)が立候補し、7日間にわたる激しい選挙戦に突入した。16日に投開票される。

  出陣式は石井候補が三島駅南口前で、宮沢候補と豊岡候補が三嶋大社前で行った。石井候補は「まっすぐな市政」、宮沢候補は「次世代につなぐ構想実現へ」、豊岡候補は「魅力と活力あふれる三島へ」をスローガンに支持者拡大を図る。主な争点は三島駅南口再開発。3候補とも再開発の必要性を認めつつ、現行案に対する考え方が異なる。市財政強化、福祉向上、産業振興などを訴えている。

 期日前投票は15日まで市大社町別館と11、12日に日本大国際関係学部三島駅北口校舎で行う。別館が午前8時半~午後8時、校舎が午前9時~午後8時。

 投票は16日午前7時~午後8時、公民館や学校施設など31カ所で実施され、開票は午後9時10分から市民体育館で行われる。当選証書付与式は17日午前10時から市役所で開かれる。

 選挙人登録者数は3日現在、9万2227人(男性4万4718人、女4性万7509人)。

 ■無駄はぶき稼げる町に 石井真人候補(39) 無新 藤代町

 石井真人候補は三島駅南口で出陣式を行い「しっかりとした経営感覚を持って、きちんと無駄をはぶき、稼げるような町にすることで未来輝く三島を目指す」と第一声を放った。

 石井候補は「51億円の借金をして高層マンションを建てる計画を続けていては、三島が駄目になってしまう。子どもに借金を回すような政治を許せない。人口も減り、税収も減っている。古い政治を変える」と力を込めた。

 三島の歴史や自然、富士山の眺望などを挙げ、「三島にはたくさんの宝がある。温かい人がいる。皆さんと共に何としても三島の未来を守る」と訴えた。

 三上元・前湖西市長らが「若い人の力で三島を盛り上げて」とエールを送った。

 ■今と未来をつなぎたい 宮沢正美候補(69) 無新 三ツ谷新田

 宮沢正美候補は出陣式を、三嶋大社前で行った。「一緒に走ってほしい。人と人、地域と地域、今と未来をつなぎたい」と第一声を放った。

 宮沢候補は共生社会実現のモデル構築、次世代の人材育成、伊豆地域を見据えた広域連携、三島駅南口再開発などについて力説した。広域連携について「伊豆地域全体が盛り上がるのが三島の発展につながる」とし、再開発は「南北自由通路実現を中心に取り組みたい」と力説した。

 矢岸克行・選挙対策本部長は「選挙戦の火ぶたを切った。有権者、市民、宮沢と市政をつないでほしい」、碓井宏政・後援会長は「力を結集して宮沢市長誕生のため戦いたい」と協力を求めた。

 ■「チーム三島」で発展を 豊岡武士候補(75) 無現(2) 文教町

 豊岡武士候補も出陣式を、三嶋大社前で行った。「輝く三島のためもう1期4年間を託してほしい。みんなの力で素晴らしい三島をつくろう」と第一声を放った。

 豊岡候補は「10~20年後を見据えて輝く、持続的発展の三島にする決意。輝く三島のために『チーム三島』で取り組みたい」と述べた。その上で(1)観光発展(2)働く場所づくり(3)三島駅前再開発−の3点を挙げた。「チーム三島で一体となって、地域を発展させる。生まれ育ち、暮らして良かったという三島にしたい」と力を込めた。杉山徹・後援会長は「2期8年、十分な活動をしてきた。もう1期4年間をみなさんの力で市長にさせてほしい」と支持を訴えた。

 ■立候補者の略歴

 石井真人氏(いしい・まさと)39 無新 FNPOWER社長、三島ゆうすい会理事 慶応大大学院修了 藤代町

 宮沢正美氏(みやざわ・まさみ)69 無新 自民党三島市第一支部長 元県議2期 元市議2期 県立韮山高卒 三ツ谷新田

 豊岡武士氏(とよおか・たけし)75 無現(2) 元県議3期 元県職員 日本獣医畜産大獣医畜産学部獣医学科卒 文教町