お目当ての大きさを選び縁起物のだるまを買い求める参拝客=伊豆の国市奈古谷の毘沙門堂

 ■縁起物求め参拝客続々

 国清寺の奥の院と呼ばれた伊豆の国市奈古谷の毘沙門堂で3日、恒例の「毘沙門天大祭だるま市」が開かれた。縁起物のだるまを求めて、朝早くから大勢の参拝客が訪れた。地域の安寧を願って毘沙門の法要も執り行い、境内では温かい手打ちそばも振る舞われた。

 奈古谷毘沙門天奉賛会の主催で、奈古谷区と地元商工会が後援。市消防団第6分団が協力した。だるまは1号(500円)サイズから大型の15号(1万8千円)まで大小250個以上を取りそろえ、3号までは赤のほか白や金、ピンク色も並べた。参拝客らは好みのだるまを選び、次々とお目当てを購入した。函南町から訪れた夫婦は「毎年買いに来ている。今年は娘が出産するので、大きいだるまが欲しかった」と笑顔で話し、地元の老舗製材業者で家業に携わる男性(41)は「毎年名入れで購入している。商売繁盛と家内安全を願っている」と語った。

 毘沙門天は古来、無病息災や商売繁盛など広く信仰される。奈古谷の毘沙門天は富士市より歴史が古く、昔は農家が仕事前に立ち寄る場所だったと伝えられている。

 【写説】お目当ての大きさを選び縁起物のだるまを買い求める参拝客=伊豆の国市奈古谷の毘沙門堂