十二神将像の迫力ある顔立ちを中心に約40点の大小写真パネルが並ぶ特別企画展=函南町桑原のかんなみ仏の里美術館

 函南町桑原のかんなみ仏の里美術館で4日、第12回特別企画展「里人の心のよりどころ・お薬師さんと十二神将」が始まった。守護神としての迫力みなぎる十二神将の顔や、武器を持つ手に焦点を当てた写真パネル約40点を紹介し、訪れる人の関心を集めている。

 同美術館に展示している薬師如来の木造十二神将立像は現在唯一の県指定有形文化財となっていて、頭部には十二支のえとが載せられている。今年のえと亥(い=いのしし)の宮毘羅大将(くびらたいしょう)像=鎌倉時代=をはじめ、十二神将像ならではの「つり上がる眉」「への字に結ぶ口元」「怒りに逆立つ髪(焔髪=えんぱつ)」といった厳しく、険しい特徴を特大パネルで展示している。

 見どころも分かりやすく解説し、同施設は「体験型美術館としての持ち味を生かし、ぜひ多くの人たちに『憤怒の表情』を感じ取ってもらいたい」と話す。展示は2月末まで。

 問い合わせは同美術館〈電055(948)9330〉へ。

 【写説】十二神将像の迫力ある顔立ちを中心に約40点の大小写真パネルが並ぶ特別企画展=函南町桑原のかんなみ仏の里美術館