トンネル内の事故、火災を想定した訓練に取り組む参加者=伊豆市佐野

 ■消防、警察など100人参加

 伊豆市を通る伊豆縦貫自動車道の一部・天城北道路の全線開通を前に10日、トンネル防災訓練が行われた。交通事故や火災などを想定し、駿東伊豆消防本部と大仁署、国土交通省沼津河川国道事務所が情報伝達や人命救助、消火、交通規制・解除などの訓練に取り組んだ。

 佐野トンネル(1243メートル)内で普通乗用車が壁に衝突、後続のマイクロバスが追突したという想定から始めた。乗用車運転手は非常用電話で警察、消防に通報。駆け付けた救助隊員は開かなくなった助手席側のドアを壊して救出した。マイクロバスの乗員も避難誘導、救助した。同事務所はバスから漏れたオイルを処理した。

 さらに事故に気付き停止した乗用車に後続車が追突して火災が発生したという想定で、消火訓練を行った。消火栓で初期消火に当たった運転手に続き、消防職員が放水した。レッカー業者による事故車両の移動なども実施。現場検証後、安全を確認して通行止めを解除するまでの流れを確認した。

 3団体のほか、見学の行政や工事関係者らを含め約100人が参加した。訓練前に同事務所の藤井和久所長は「迅速な救助や二次災害防止などに取り組み、関係機関の一層の強化につなげたい」とあいさつした。

 天城北道路は26日、大平インターチェンジ(IC)―月ケ瀬IC間の5・1キロが開通する。

 【写説】トンネル内の事故、火災を想定した訓練に取り組む参加者=伊豆市佐野