パン祖のパン祭大賞に選ばれた加藤さん(左)=伊豆の国市の韮山時代劇場

 ■「来年もいい物を」 

 伊豆の国市の「第13回パン祖のパン祭」最終日の20日、メインの「全国高校生パンコンテスト」のプレゼンテーションと表彰式が韮山時代劇場で行われた。前日の実技と合わせて審査した結果、県立田方農業高1年の加藤愛唯さんがパン祖のパン祭大賞に輝いた。同校の生徒が大賞に選ばれたのは2年ぶり。

 加藤さんは特別企画「伊豆半島ジオパーク部門」で出場。出身の長泉町特産で父親の作った長ネギと学校のある函南町特産のトマトを使った「長ねぎねじりパン」で臨んだ。一口サイズのネギも入れ、捨ててしまうことが多いネギの緑の部分を生地に練り込み、鮮やかにした。母親の好きなチーズをトッピングしてネギの甘みを引き立たせている。

 加藤さんは「来年も参加し、今回よりもいい物を作りたい」と目を輝かせた。石田鉄弥教諭は「家族も一緒になって応援し、練習を頑張っていた」と受賞をたたえた。

 主催、後援団体の代表者、製粉会社社員ら12人が審査を務め、味や完成度などを基準に、入賞者を選んだ。コンテストには、過去最多の45校521作品の応募があり、書類審査を通過した24人が5部門で腕を競った。

 【写説】パン祖のパン祭大賞に選ばれた加藤さん(左)=伊豆の国市の韮山時代劇場