折り紙などを楽しむ住民とスタッフ=伊豆の国市四日町の居場所「次郎さんち」

 ■20人が和気あいあい

 伊豆の国市四日町にある居場所「次郎さんち」は間もなくオープン3年を迎える。市内の先駆的居場所で、住民ボランティアが運営し、毎回、室内いっぱいの20人ほどの住民が集まる。仲間とおしゃべりをしたり、制作などをしたりと、和気あいあいと過ごしている。

 次郎さんちは、2016年4月に立ち上げた。市社会福祉協議会の協力を得ながら、元韮山郵便局員関係者や住民7人で運営している。名前は場所を提供している辻村智子さんの夫で元同局長の次郎さん(故人)から付けた。毎月第2水曜日に開催。菓子付きのコーヒーや抹茶、クッキー、総菜などを用意し、ほとんど100円で提供している。スタッフが包丁研ぎも行っている。

 市内で活発に活動している居場所は現在、13カ所ある。女性の利用が多い中、次郎さんちは3分の1が男性だ。男性たちは「戦時中など、共通の昔話をできるのがいい」「月に1回来るのが楽しみ」などとうれしそうに話す。

 その日に行う内容を決めないのも特徴だ。今年最初の次郎さんちは、スタッフと住民が作った華やかな正月飾り10点を展示した。住民の一人が“先生”となりみんなで折り紙に挑戦。住民とスタッフのハーモニカ演奏に合わせて童謡も歌い、楽しいひとときを過ごした。

 スタッフの一人斉藤圭司さんは「スタッフも住民も、楽しみながらやっている。これからも来て安心できる場所を提供していきたい」とほほ笑んだ。

 【写説】折り紙などを楽しむ住民とスタッフ=伊豆の国市四日町の居場所「次郎さんち」