土手和田遺構群の堀の規模を確認する参加者=伊豆の国市

 ■岩盤削り「障子堀」 

 伊豆の国市教育委員会は26日、韮山城跡発掘調査の現地説明会を開いた。市内外から集まった約50人を前に、担当職員が城内にあるとりでの一つ「土手和田遺構群」で行った堀の発掘調査の成果を解説した。

 同遺構群は本城のある龍城山から南に約300メートルに位置する。尾根の頂部には、城を構成する平らな空間「郭(くるわ)」があり、その南側にL字型の山中城跡(三島市)にも見られる「障子堀」が築かれている。

 今回はこの堀の規模を確認するために約半月かけて発掘調査を行った。その結果、堀は幅が約5~6メートル、深さは一番深いところで約3メートルあり、山の岩盤を削り出して造っていることなどが分かった。

 市文化財課学芸員の島田章広さんは発掘場所を示しながら「拠点として重要視していたことや当時ここを造るためにかなりの労力を使っていたことがうかがえる」と解説した。

 地元の人に現地調査の状況を公開しようと実施した。国指定史跡登録に向けて、今後も韮山城跡の調査を行っていくという。

 【写説】土手和田遺構群の堀の規模を確認する参加者=伊豆の国市