朝採ったワサビを見せながら栽培方法などを説明する生産者(右から2人目)=伊豆市役所中伊豆支所

 ■栽培、食べ方、保存学ぶ 2日間開催、「ファンになって」

 ワサビ生産者やJA、行政で構成する伊豆わさび発信・伝承協議会(塩谷典史会長)は29日、「伊豆わさびの魅力を知る講座」を伊豆市内でスタートした。昨年7月の設立後、初のイベント。地元特産のワサビについて地元の人たちに知ってもらい、ファンを増やす目的で、2日間開催する。

 観光関係者や飲食店、伊豆半島ジオガイド、商工会青年部、野菜ソムリエなど29人が申し込み、初日は25人が受講した。市役所中伊豆支所で開いた講義では、生産者がワサビの種類、伝統的な畳石式の栽培方法、おいしい食べ方、保存方法などを説明。「すり下ろす時は皮をむかない」「優しく円を描くようにする」「すり下ろしたワサビはしょうゆ、たれに浸さない」などと話した。

 後半は筏場、冷川のワサビ田を見学した。

 第2回は2月12日、修善寺総合会館で開く。ワサビの取り扱いなどを説明し、ワサビ料理も試食する。

 同協議会はJA伊豆の国山葵(わさび)委員会と同JA、同市、県東部農林事務所で構成。県の「美しい中山間地域でつながる推進事業」(2018~20年度)を活用し、さまざまな事業に取り組む。講座開催に当たり塩谷会長は「ワサビ栽培に携われるのは、栽培技術を構築して残してくれた先人のおかげ。ワサビの魅力を多くの人に知ってもらい、ファンになってほしい」と語った。

 【写説】朝採ったワサビを見せながら栽培方法などを説明する生産者(右から2人目)=伊豆市役所中伊豆支所