訓練概要について熱心に耳を傾ける自主防災組織や警察、消防、自衛隊などの関係者たち=三島市一番町の同市民文化会館

 ■200機関300人

 2019年度県総合防災訓練は9月1日に三島市と函南町で開かれる。両市町で同一エリア開催となるのは初めてで、本番を前に、訓練に参加する関係200機関約300人を対象に、同市民文化会館で県と市町担当者が全体説明会を開いた。

 訓練の重点は▽2020年東京五輪・パラリンピックを見据えた観光客の受け入れ▽地域・学校・行政が一体となった避難所開設▽物資輸送拠点での活動・避難所での受け入れ−など6テーマ。大規模地震が発生し、県内の広い範囲で震度7の揺れを観測、沿岸部に大津波が襲来した想定で実施する。

 具体的には東京五輪開催を来年に控え、JR三島駅南北口から、それぞれ市民文化会館と三島長陵高へ滞留旅客の避難誘導を計画。さらに災害発生時に混乱しないよう、同市内の23指定避難所(小中学校、高校)が同じ訓練の中で初めて、避難所を同時に開設する。

 函南町は町内をおおまかに5エリアに分け、道の駅・伊豆ゲートウェイ函南と川の駅を活用した観光客らの避難誘導訓練を計画。孤立地域を想定した丹那小では、負傷者のヘリ救出訓練も行う。豊岡武士市長、仁科喜世志町長のあいさつに続き杉保聡正・県危機管理監は「他の県内地域の模範となる訓練にしたい」と語った。

 今後5月と8月に訓練の全体会議を開く。

 【写説】訓練概要について熱心に耳を傾ける自主防災組織や警察、消防、自衛隊などの関係者たち=三島市一番町の同市民文化会館