要救助者や延焼がある建物火災を想定した図上訓練に取り組む指揮隊=伊豆の国市の田方中消防署

 ■指揮隊4隊12人 田方中消防署で実施

 駿東伊豆消防本部は31日、本年度から始めた警防技術指導会「指揮」の消防長査閲を伊豆の国市の田方中消防署で行った。指揮隊4隊・12人が、木造2階建て建物および耐火7階建て建物から出火したという2種類の事案を想定した図上訓練に取り組んだ。

 田方指揮隊は、要救助者や延焼がある木造建物火災を想定した訓練を行った。火災の全体が見渡せる場所に現場指揮本部を設置した後は、次々と入る情報を確認し、各隊へ指示を出し、本部センターにも連絡した。初期は「人命救助を最優先し、延焼阻止に努める」という活動方針を示し、要救助者の救出を確認した後は「延焼阻止に全力」に切り替えるなど、状況変化に応じて指示を出した。

 訓練前に山中史隆消防長は「全国で多くの火災が発生し、仲間(消防職員)が亡くなる火災も起きた。救助や救急、警防などの各隊や消防団をまとめる指揮隊の重要性は明らか」と述べた。

 技術向上を目的にした警防技術指導会は、前年度に「消火」を始め、本年度は、「指揮」「救助」を加えた。指揮は29、30日にも、田方消防訓練場で行った。

 【写説】要救助者や延焼がある建物火災を想定した図上訓練に取り組む指揮隊=伊豆の国市の田方中消防署