伊豆文学まつりで一般公開している「上の家」=伊豆市湯ケ島

 ■感激の場面 「上の家」

 伊豆市内で展開されている伊豆文学まつりの一環として、湯ケ島で幼少期を過ごした作家井上靖(1907~91年)の自伝的小説「しろばんば」の舞台となった「上の家(かみのいえ)」を一般公開している。まつり期間の3月3日までの土・日曜日、祝日と、文学散歩を行う4~7日に公開する。

 付近の住民で組織するあすなろ会や井上靖ふるさと会などが協力している。上の家を紹介するパネルも設置したほか、昔の湯ケ島の写真なども見ることができる。天城しゃくなげの会は、ツバキの枝に造花を付け玄関に飾った。

 上の家は井上家の本家で、井上靖の母・八重の実家。しろばんばでも主人公の洪作少年の本家として登場する。関係者は「しろばんばの場面を話すと、みんな感激する。ぜひこの機会に見に来てほしい」と話す。

 入場料はお茶、菓子のもてなし付きで300円。公開時間は午前10時~午後3時。問い合わせは市観光課〈電0558(72)9911〉へ。

 ■きょうから文学散歩

 伊豆文学まつりの「宿のあるじが語る文学散歩」が4~6日午前10時から、天城会館―湯道―白壁荘―湯本館―落合楼村上―まどろみ―上の家のコースで行われる。

 文学散歩「しろばんばの里」は7日午前10時から、天城会館―井上靖が通った小学校跡地―井上靖詩碑―上の家などのコースを、白壁荘主人で井上靖ふるさと会会長の宇田治良さんが案内する。

 ともにお茶などが付き参加費千円。問い合わせは、天城湯ケ島温泉旅館組合〈電0558(85)1055〉へ。

 【写説】伊豆文学まつりで一般公開している「上の家」=伊豆市湯ケ島