商品が見やすく取りやすいデザインにリニューアルした店内=伊豆の国市三福のベケライ・ダンケ

 ■「本物を全国発信」

伊豆の国市三福のパン店「ベケライ・ダンケ」が、デザインの振興や商業活性化に貢献する魅力と個性に優れた個店をたたえる県の「『地域のお店』デザイン表彰」で、優秀賞を受賞した。県内のパン店では初めてで、杉山大一社長は「お客さまあっての受賞。もっと本物のパンを地域から全国へ発信していきたい」と目を輝かす。

 同店は1997年に開業し、杉山社長が得意とするドイツパンを中心に100種類を製造、販売している。外観はローテンブルクに今も残るドイツ中世の建物をイメージし、店内は2年前に商品を見やすく取りやすいデザインにリニューアルした。

 杉山社長は、毎年1月に開いている「パン祖のパン祭」のメイン「全国高校生パンコンテスト」の大会委員長を務め、市などとともにパン発祥の地として同市をアピールし、高校生の製パン技術向上にも尽力している。同店はコンテストの実技審査の会場にもなっている。

 店舗デザイン、社会貢献などをポイントに専門家4人が審査した。応募した28店舗の中から、大賞1店、優秀賞2店、特別賞2店を選んだ。

 杉山社長は「子どもからお年寄りまで食べられる幅広い商品構成をこれからも心掛けていきたい。また学校の授業で食育指導も行っていきたい」と言葉に力を込める。

 同店は19日まで、お客に感謝の気持ちを込め、千円以上買い物した人にコーヒーをサービスしている。

 【写説】商品が見やすく取りやすいデザインにリニューアルした店内=伊豆の国市三福のベケライ・ダンケ