教職員の働き方改革を積極的に推進する目的で、三島市は新たに学校現場の勤務実態を踏まえた「三島市立学校働き方改革プラン」を策定した。政令市の静岡、浜松両市に次いで県内3例目の先進的な取り組みといい、勤務時間外の留守番電話の導入や、顧問の代わりや試合などの引率も可能な「部活動指導員」の試行配置など、具体的な55の実践項目を盛り込んだ。

 校長や教頭、主幹教諭、養護教諭ら学校現場と、教育委員会、市の関係課長ら行政が、一体となって改革プロジェクトを立ち上げた。2018年夏にアンケートを行い、市立21小中学校の教職員545人のうち9割近い、474人から改善策の回答を得た。市教委は「教職員組合までチームに巻き込んだ取り組みは、全国的にも珍しい」と意義を強調する。

 教職員の長時間労働の是正が大きな柱で、具体的には勤務時間外の留守番電話の導入により、授業の準備や事務作業に集中できる時間を確保しやすくする。今後決める部活動指導員のモデル校には、2人を試行的に配置する。さらに長期休業中の学校閉庁日の拡充として、従来の夏季2日を3日に増やし、冬季にも1日新設する方針。

 国は時間外勤務の上限を月45時間、年360時間としていて、市教委は「その達成を目指し、さらにその上をいくような現場改革につなげたい」と話す。