新年度の新たな取り組み方針を確認する関係者=三島市大場の伊豆箱根鉄道本社

 沼津、下田、伊豆、南伊豆、西伊豆、松崎の3市3町と交通事業者、国、県、警察署、有識者などで構成する「南伊豆・西伊豆地域公共交通活性化協議会」は11日、本年度第2回協議会を三島市大場の伊豆箱根鉄道本社で開いた。2018年4~10月に実施した修善寺駅−順天堂大付属静岡病院(伊豆の国市)の直通バス実証実験について、結果を報告。利用効率を検証し、19年度以降はバスからサイズを下げた乗り合いタクシー(同駅−病院行きのみ、乗車約15分)の実証実験に切り替える方針を確認した。

 半年間で591人が利用したが、約半数が“空バス運行”である実態が浮かび上がった。乗客(69人)と院内アンケート(408人)を受け、1便当たり乗客4人以下(96%)の実績に合わせた運行として、4~10月末にタクシー(1人千円)での実証実験(午前7時58分、9時38分発)に切り替える。

 同協議会に先立ち、18年度第2回東伊豆・中伊豆地域公共交通活性化協議会も開催。県の担当者は新年度の新たな取り組みで、主な交通結節点での「デジタルサイネージ(電子看板)」設置方針を挙げた。2次交通のバス運行案内で、複数事業者の情報を一括して提供できるようにし、利便性を高める。具体的には三島、伊豆高原、河津の3駅で、利用者が見やすい場所に発車時刻や行き先、経由地などを電子看板で提供。多言語化や観光情報発信も図る。

 広域的な取り組みとして、形式を統一した分かりやすい「公共交通マップ」も新たに作製する。また4月以降、現在の利用者らの意向を踏まえ、異なる事業者にまたがるバスのダイヤで乗り継ぎ時間を改める。

 【写説】新年度の新たな取り組み方針を確認する関係者=三島市大場の伊豆箱根鉄道本社