自費出版した「狩野川台風写真集」を手に持つ鈴木さん

 ■伊豆長岡駅周辺と千歳橋

 伊豆の国市三福の鈴木暹(のぼる)さん(75)はこのほど、「狩野川台風写真集~伊豆長岡駅周辺と千歳橋~」を自費出版した。昨年入手した、1958(昭和33)年の狩野川台風の被害状況などが分かる写真58枚を紹介している。

 写真は台風の翌日、南条周辺にあった元国鉄の保養所「あやめ荘」の関係者が撮影したとみられる。昨年、南条で同台風の講演を行ったときに女性から託された。女性は元あやめ荘の支配人から預かったという。

 写真集では「長岡より古奈方面に行く道路の冠水」「千歳橋に引っ掛かった流失家屋の残骸(手前古奈側)」など写真に記されたメモも載せた。今年1月には、伊豆市でそのうちの15点を展示した写真展も開催した。

 鈴木さんは「自分の地域で60年前に起こったことを知ることができるのが写真の力」と話す。定価は600円。問い合わせは鈴木さん〈電0558(76)3738〉へ。

 【写説】自費出版した「狩野川台風写真集」を手に持つ鈴木さん