順天堂大付属静岡病院への直通タクシー実証運行をPRするステッカー=伊豆箱根鉄道修善寺駅

 伊豆西海岸地域から順天堂大附属静岡病院(伊豆の国市)に通院する人の利便性向上を狙いとした、伊豆箱根鉄道修善寺駅(伊豆市)−同病院への直通タクシー実証運行が25日、スタートした。今後、10月末まで平日午前に2便運行し、バスを乗り継いで通院する利用者の使い勝手や、本当に求められるニーズを把握。アンケートも行うことで、将来的な運行の方向性を再検証する。

 直通タクシーは伊豆箱根交通に運行委託し、片道1人千円。通常1人乗りでは3千円かかるルートだが、あえて料金を3分の1に設定。その一方、乗り合い利用も見込むことで収益を確保し、1日当たり4・5人の輸送を目標にしている。

 時間は修善寺発7時58分、9時38分で、片道15分。乗り継ぎバスとのアクセス向上も図った。空便は出さず、代わりに乗客が多い場合はタクシーを複数台運行する。

 南伊豆・西伊豆地域公共交通活性化協議会の取り組みで、昨年直通バスの実証を行いタクシーに切り替えた。同協議会では該当地域の自治体に案内チラシを約2万部配布するなどし、周知に努めるがあいにく初日の第1便は利用者がなかった。担当者は「まだまだ認知度は高くないが、1人でも多くの人に便利に活用してもらえるよう、積極的にPRしていく」と語った。

 【写説】順天堂大付属静岡病院への直通タクシー実証運行をPRするステッカー=伊豆箱根鉄道修善寺駅