日大三島高を今春卒業した田之倉芽衣さん(熱海市在住、日大三島中出身)が東京大教育学研究科・教育学部に推薦入試で合格した。東大は2016年度から推薦入試を取り入れている。同校の生徒が同大に推薦入試で合格したのは初めて。

 田之倉さんは生徒会長を務め、会員制交流サイト(SNS)における情報リテラシーに関する校則改変に向けた「生徒総会」を取り仕切ったほか、学校祭「桜陵祭」でギネス世界記録に挑戦し、達成したことなどが合格の一因となったという。

 ギネスに挑戦は昨年6月、創立60周年イベントとして「生徒会」が中心となり企画。誕生10周年を迎えた「みしまコロッケ」を1980組・3960人の同時食べさせ合いに成功し、最多ペア数の世界記録を更新した。

 田之倉さんは「生徒会長としての経験はさまざまな力をつけることができ、受験にも役に立った」と述べ、「塾には通わなかった。勉強は積み重ね。分からないところは、教科の先生にどんどん聞くやり方で勉強した」と振り返り、「大学では『自己肯定感』について研究したい」と話す。学年主任の大川幸祐教諭は「一人一台iPadを所有し、活用する環境が整備され、これまでの『知識の詰め込み』から『知識の活用』の時代に対応するために取り組んできた探究学習が評価されたのではないか」と語る。